CBDとは?効果や依存性、違法性はないのか徹底解説

CBDとは

CBDという言葉を見聞きするようになりましたが、このCBDとは何なのかご存じでしょうか。

CBDとは大麻植物に含まれているカンナビノイドという天然成分のうちの1つで、その効能や効果が世界中から注目を集めています。

大麻の成分と言うと大麻=犯罪のような違法の二文字が浮かびますが、それは大麻草の使用が日本国内では禁止されているためで、CBDは大麻の成分でも海外で研究や開発が進められ、商品化が進んでいるものなのです。

この記事では、日本国内でも医療現場で使用されることもあるCBDについて、麻薬のような依存性はないのか、どんな効果があるのかなど詳しくご紹介していきます。

目次

CBDとは?

CBDはカンナビジオールの略称で、産業用の大麻植物に含まれているカンナビノイドという天然成分の1つです。

薬用として栽培される大麻を含む麻には、少なくとも113種類のカンナビノイドがありCBDはその中の1つ。

アメリカでは医薬品として承認された製品もあるほど安全な成分です。

参照:カンナビジオール Wikipediaより

CBDは合法。違法にあたるのは「THC」

日本国内では大麻を所持しただけでも法に触れるように、大麻草の葉と花穂、その製品は規制対象となっています。

しかし大麻草の種子や茎、その製品は除外されており、健康食品の扱いになります。

また日本国内で規制しているのは大麻草のすべてではなく、大麻の葉や花に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が違法で、いわゆる「ハイ」な状態になる成分です。

CBDにはそのような効果はなく精神に影響しないものです。そのため、違法か合法かでいえば「合法」となり、安心して摂取することができます。

CBDが含まれる主な製品

CBDが含まれている商品は、日本国内だけで見てもかなりの数や種類があります。代表的な例では次のようなものが挙げられます。

そのほか、CBDグミ・サプリメント・ペースト・タブレット・紅茶などがあります。

またCBDが含まれていることを知らずに購入していることもあるので、商品の成分をたまには細かくチェックしてみるのも良いでしょう。

CBDに期待される効果・効能

CBDには既に臨床試験により証明されている効果があり、代表的なものを紹介します。

参照:臨床の場でカンナビジオール(CBD)をいかに用いるか 診療と新薬Webより

うつやてんかん

CBDが注目されるきっかけになったと言われているのが「てんかん」への効果です。

2013年のアメリカで難治性の重症のてんかんを患った子どもが、CBDオイルの使用でてんかんが激減した実例があります。

それまで週に300回もてんかん発作を起こしていたのが週に1回にまで減り、その後は欧米で実際に医療品として販売が開始されています。

同時にうつ病の症状の緩和効果も認められています。

がん

CBDは、がん患者の半数以上が感じる患部の痛み、化学治療を受けた際の吐き気や嘔吐、がん細胞の繁殖のすべてに抑制の効果が期待できるとしています。

実際にがんによる痛みの軽減のために、薬ではないけれどもサプリメントの一種としてCBD製品を購入する方もいます。

不眠症、ストレス

CBDのリラックス効果は眠気を誘うことがあります。そのため、不眠症などの睡眠障害に効果が期待できるほか、ストレスそのものの緩和効果も期待できます。

頭痛

頭痛もCBDによる効果が期待できます。痛みそのものを緩和する効果があるので、偏頭痛にも良いとされています。

筋肉痛や疲労

CBDのリラックス効果や鎮痛効果が、筋肉痛や疲労感を緩和します。痛みの強さや疲労度にもよりますが、軽減される効果が認められています。

CBDの摂取量や頻度、効果の持続時間など

CBDの摂取量は現状では特に定めがありませんが、それぞれの製品の目安量を守ることが大切です。

CBDオイルは傾向摂取が基本となるもののため、誤って大量に口の中に入れてしまった場合、取り返しがつきません。

できるだけ付属のスポイト等を上手く利用して目安量を計ると良いでしょう。

CBDの効果が出るまでの時間は、経口摂取の場合は30分以上、舌下にオイルを垂らして摂取した場合はさほどかからないと言われています。

経口摂取の場合は消化器官通過の際に吸収され、肝臓で分解されてしまうため、CBD濃度の低下や効果の実感まで時間がかかってしまいます。

一方、舌下からの摂取なら消化器官と肝臓でのプロセスをパスできることと、粘膜や毛細血管から血中に直接吸収されることから素早く効果を実感できます。

CBDオイルの効果の持続時間は4~6時間ほどと言われ、濃度や摂取量により変化します。

高濃度のCBDオイルを多く摂取すると持続時間も長くなるため、セルフメディケーションのために摂取する方は朝と夕方など、決まった時間に摂取するのが一般的です。

CBDを摂取する効果的な時間帯は、使用する方の目的により一概には言えないものの、辛い症状の改善のために利用する場合は、症状が辛くなる時間帯より少し前に利用するのがおすすめです。

例えば、不眠の方は夜眠る前、慢性的な痛みがある方は朝晩、不安やうつの方は気持ちが辛くなってきたらすぐ、というように利用するのが良いでしょう。

ただ、症状や利用目的によってはこの限りではないので、自分がリラックスできるタイミングで使用することをおすすめします。

CBDに人体への悪影響や依存性、危険性はないのか

CBDの主な効果の中にさまざまな不快な症状を抑える効果が認められていますが、大麻草の成分ということもあり、依存性や悪影響などの危険性はないのかが気になります。

CBDの主な効果は治療を行うのとは異なり、体の状態を適正な状態に戻すという優れた利点があります。

そのため医薬品のように副作用などはないし、反対に効きすぎることもなく、依存性もありません。

もちろん、摂取後に期待する効果が切れたとしても、中毒のような離脱症状が出ることもなく、安心して利用することができます。

まとめ

今回は日本国内はもちろん、世界中で注目を集めるCBDについてご紹介しました。

大麻草の成分のうちの1つなどと聞くと、違法性や摂取における危険性がすぐに浮かび心配になりますが、CBDは大麻草のイメージとは異なる効果が複数ある成分でしたね。

近年では臨床試験が行われたり、国際機関でも安全性や各疾病への効果が研究されたりと、今後の医療業界での使用も期待されています。

現在は健康食品の範囲で販売され、製品によっては摂取しやすいようフレーバーがあるものも豊富です。

CBD製品を試してみたい方は、安全であることが確認できる通販サイトから購入するようにしましょう。

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