海外では大麻(マリファナ)を吸うことは合法化されている国がありますが、日本では所持しただけでも違法行為です。
しかし、国内での大麻所持や大麻使用による逮捕者は増えていて、大麻を吸うことが特殊な例ではなくなり、どちらかというと身近になってきている印象を受けますね。
この記事では、そんな大麻を吸ってる人の特徴(性格や行動、匂いなど)やバレる理由などを紹介していきます。
身近な人物に大麻がバレる要因で多いのは匂いだと言われています。もしかするとあなたの友人や同僚、家族などが大麻常習者の特徴に当てはまるかもしれません…。
大麻は違法薬物

大麻は、日本国内でも広く自生する植物で、生の状態での取引はほとんどなく、吸引のための乾燥大麻や樹脂の形で売買されています。
別名をマリファナといい、日本国内では違法薬物として扱われています。
大麻は栽培・所持・譲渡・譲受などの行為は原則禁止で、栽培や輸出入は7年以下の懲役、営利目的の場合は10年以下の懲役+300万円以下の罰金が課せられ、所持や譲渡・譲受の場合は5年以下の懲役、営利目的の場合は7年以下の懲役+200万円以下の罰金が課せられます(参照:大麻取締法)。
大麻がもたらす作用、効果
大麻は古くから麻酔などの医療目的で使用されてきたものですが、喫煙などの方法で摂取すると多幸感をもたらします。
大麻草の中のTHCという成分が脳の受容体に作用して、いわゆるハイな状態にさせます。
大麻の効果は摂取量や調合の度合によっても変わり、大量に摂取すると何時間も恐ろしい幻覚状態に陥ることがあります。
※ちなみに違法じゃない合法の大麻成分(CBD)については下記記事をご覧ください。
(関連記事:CBDとは?効果や依存性、違法性はないのか徹底解説)
大麻を吸い続ける危険性
大麻を吸い続けると、日本の厚生労働省(参照:今、大麻が危ないより)では、脳にさまざまな不具合を引き起こし、記憶力の減退や、知覚力の変化があるとしています。
また、大麻の吸いすぎ・乱用することによりやる気がしない状態や人格の変容、大麻精神病などを引き起こし、社会生活に適応できなくなるとも発表されています。
さらに大麻を吸い続けた場合、呼吸器系の問題や、統合失調症を誘発しやすくなるとも言われ、他の薬物に比べて依存性は低いものの、全く無害ではないといえます。
大麻を吸ってる人の特徴12選!

大麻を吸ってる人の特徴12個を紹介していきます。身近な人間にいるとなるとどれもわかりやすい行動や性格ばかりですね…。大麻を吸ってるか吸ってないかの見分け方にもなるので参考にしてください。
テンションのアップダウンが激しい

大麻を吸っていないときはある程度一定のテンションなのですが、大麻を吸うと急にテンションが変わります。
大麻による精神作用でいわゆるハイになり、酒によって上機嫌になっているような状態になるからです。
よくある例としては、急におかしくなって笑い出したり、急にハイテンションになったりします。
大麻草の精神作用がなくなってくると、徐々にハイテンションも落ち着いてくるので、急にテンションが極端に変わる人は大麻を吸っている可能性があります。
被害妄想が激しい

大麻を吸うと被害妄想が出ることがあります。誰かが自分の悪口を言っているとか、襲われるなど、何もないのに騒ぎ立てる状態になります。
挙動不審

大麻を吸っている人は挙動不審でソワソワすることが多くなります。何もないのにびくびくしたり、ソワソワしたり、常に何かを気にしているよな状態になりやすいです。
同じ話を繰り返す(記憶がない?)

大麻を吸う人は同じことを何度も言うことが特徴的です。大麻は脳に作用して記憶や認知に影響することから、何を話していたのかも忘れてしまうこともあります。
イライラしがち

大麻には依存性がある物質が含まれており、大麻常用者ともなると離脱症状としてイライラしやすくなります。
たばこを辞めるときの離脱症状と同じかそれ以上の不快感を感じると言われています。
体臭が甘い匂い

大麻草は独特な甘い匂いがします。大麻を吸うか扱う段階でその匂いが体や服につくと、ほうじ茶に近い甘い匂いがします。また大麻を吸ってるとバレるリスクが高まるのがこの匂いです。
寝ると起きない

大麻は医療の範囲で睡眠障害に使われることがあります。使用するとノンレム睡眠という深い眠りにつきやすくなるため、大麻を吸って寝た場合はなかなか起きない状態になります。
目が赤く虚ろい気味

大麻を吸ってハイになると目が虚ろな状態になります。血圧低下と毛細血管の拡張が起こるため、毛細血管が見えやすい目が充血するのも特徴的です。
目線が合わない

日常的に人と話をするときは、人と目を合わせて話すことが一般的です。じっと見つめ合っていなくとも、目を合わせる瞬間が必ずあります。
大麻を吸っている場合は精神作用のせいか、目が合わないことが増えます。
ニヤニヤしがち

何も楽しくはないのに、常にニヤニヤしてしまうのも大麻を吸っている人の特徴です。少しニヤリとする程度ではなく、不気味なほどニヤニヤします。
はたから見ると明らかにおかしい状態になっているのがひと目でわかるほどなら、大麻を吸った後であると判断できます。
ご飯を食べる量が多い

大麻には食欲増進作用があるため、吸うことでいつも以上にご飯を食べてしまうことがあります。異常なほどご飯をたくさん食べるようなら大麻を吸っている可能性があるでしょう。
やたら水分補給する

大麻を吸うと口が渇くため、よく水を飲むようになります。頻繁に水を飲む人は大麻を吸って口が乾燥してしまっている可能性があります。
(関連記事:禁煙タバコ代わりになるアイテムおすすめ9選!かっこいいのは?)
なぜ?大麻を吸ってるとバレる理由

大麻を吸ってるとバレる理由は売人経由と通報の2つがあります。
大麻を吸うことはもちろん、所持や栽培などでバレる理由のほとんどが売人経由です。売人が逮捕されると接触した人が芋づる式にリストアップされるようです。
また、身内や友人、同僚などの身近な人物からの通報です。特に大麻は独特な甘い匂いがあることや奇抜な行動などから近隣住民に通報されるケースもあるのだとか…。
こんな人は注意!大麻に手を出してしまう人の特徴

大麻予備軍かも…?大麻を吸ってしまう人の特徴を紹介します。精神状態が不安定な人は気を付けてください。
ネガティブな人
ネガティブでマイナス思考な人は、自分自身を嫌いになることも良くあります。自分を変えたい気持ちから大麻を使用することがあります。
また、自暴自棄になって使用することもあり、依存するようになってから罪悪感で苦しむ方も多い傾向です。
1人が苦手、寂しがり屋、愛に飢えた人
大麻に手を出しやすいのは、1人が苦手で誰かにそばにいてもらわないと耐えられない人です。
かまってちゃんや愛に飢えている人、寂しがり屋な性格の方が多いです。
ストレスが溜まった人
誰でも大なり小なりのストレスがあるものですが、人によっては運動やカラオケなどで発散している気にならない人もいます。
そういった方は吸うだけでハイになれる大麻を選びやすい傾向で、楽してストレス発散ができるというわけです。
精神的に病んでる人
精神的に病んでくると自分が病んでいることを認めたくないために、気持ちをハイにしようとさまざまな方法を試します。
はじめは筋トレやお酒で何とかごまかしていても、次第に大麻やドラッグへと移行していきます。
大麻を使用することで楽になり、病んでいない状態を楽しむようになります。なお、気分が落ち込むたびに大麻を使用するので、抜け出せなくなる傾向があります。
(関連記事:【合法】大麻と似た効果のある代用品6選!おすすめはCBD?)
大麻は海外の一部の国だと合法だが…日本人は罰せられる

大麻は海外の一部の国では合法です。例えば、アメリカのコロラド州やワシントン州(21歳以上なら最高約28gまで所持が認められている)では合法的に購入も利用も可能です。
ただ、どこでも吸っていいわけではなく、公共の場での吸引は禁止、自宅で友人と歓談しながら楽しむイメージです。
また、オランダも大麻合法国として知られています。大麻吸引者には天国的な国なのですが、国の法律としては所持も使用も禁止されています。
あくまで自治体ごとの判断で個人使用なら5gまで起訴猶予となるガイドラインを作っています。
同じくイギリスでも大麻の所持や使用は違法なのですが、刑罰対象外となることが増えています。
イギリスでは大麻のドラッグとしてのクラス分けが頻繁に見直されているので、法的に刑罰対象になるかはその都度変わってきます。
オランダやイギリスはこんな理由から完全な合法国ではない国といえるでしょう。
さらに、海外で注意したいのが、海外では合法だからといってと日本人が海外に行って大麻を吸引することは罰せられる対象になります。
外務省 海外安全ホームページでは、大麻が合法の国でも、日本で罪に問われることがある旨を紹介しています。
所持や使用はもちろん、譲渡や譲受もダメです。大麻が合法化されている国でも日本国籍を持つ以上は海外でも絶対に手を出さないことが重要です。
まとめ
今回は大麻を吸っている人の特徴と、海外での大麻の合法について紹介しました。
日本人である以上、大麻を所持したり使用したり、譲渡や譲受することは絶対にしないことが重要だとわかりましたね。
日本国内に関わらず海外においても同じなので、大麻には絶対に手を出さないようにしましょう。